作品紹介

ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~ | 作品紹介

祭シリーズとは

世界に誇れる「日本人」そして「日本の歴史」を面白可笑しくシュールに上演してきた本シリーズは、“面白おかしく、そしてなんとなく歴史が学べる舞台公演“として人気を博し、演劇界の新ジャンルとして、「祭シリーズ」という名で定着しました。
今年は、2011年の初演から丸12年、13作目に突入することとなりました。この先の新たなシリーズ続投につなげるべく、また、いろいろあった1年の総決算として、沢山笑って、泣いて、いろんな感情を洗い流す。そんな時代劇エンターテイメントを上演したく考えております。
祭シリーズとは

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今年は、ミュージカル「太平記」

鎌倉末期から室町初期までのたくさんの戦が描かれた軍記もので、
戦国武将たちは「兵法書」として読んだと言われる「太平記」。
しかし描かれていた数々の戦とは対照的に、タイトルは「太平」。「太平」とは、世の中が穏やかであること。
「平和」を望むものです。「太平記」は一人の作者によって描かれたものではなく、
何人もの作者たちによって編纂されました。
江戸時代になると「太平記読み」と言われる僧や、この「太平記」を元に二次創作を行った劇作家たちの手により芝居となり、庶民たちにも広まり大人気となりました。かの「忠臣蔵」も、実は「太平記」の派生物です。

2023年、日本も世界もまだまだ不安の最中にあります。
そして2023年の今でも大きな戦争が行われています。
未だに「太平」な世の中にはなっていません。
だからこそ、多くの人々は、「いつかそれが叶うこと」を願って、
当時「太平」を成した英雄たちの物語を語り継ぐのではないかと思うのです。
尊氏を筆頭に、この話に登場する武将たちも同様に。
かっこよく強く、そしてそれぞれの“義”でもって戦った英雄たちの、命を懸けて願った「太平」への思い。
今年はそんな人々の願いが詰まった「太平記」を通して、時代の混乱を制し、
将軍となった足利尊氏という男の物語を描きたいと考えています。

今年は、ミュージカル「太平記」

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